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日本ヘルスプロモーション学会 第20回学術大会・総会

開催テーマ:健康のための連携、協働そして「変革」

第20回日本ヘルスプロモーション学会学術大会・総会は、本年12月2日と3日の両日、東京都北区にある東洋大学赤羽台キャンパス健康スポーツ科学部HELSPO-HUB3にて開催されます。今回は私、東洋大学健康スポーツ科学部学部長の齊藤恭平が大会長を務め、同学部の内山有子教授ならびに細川佳能助教が事務局を担当いたします。

本学術大会のメインテーマは「健康のための連携、協働そして「変革」」とさせていただきました。急速な少子高齢人口減少社会が進むなか、家族の変化やコミュニティーの形骸化、ICTによる情報乱流と産業のDX化やAIの台頭など、私たちの健康を取り巻く社会や環境の変化は、ここに来て目まぐるしいものがあります。これまで当学会では健康のための分野間の連携や、様々な協働の必要性を訴えてきましたが、今ここに来て、従来的な連携や協働では対応できない社会課題や健康問題が台頭してきているようにも思われます。このような中、昨年の第19回学術大会(北九州:江口泰正大会長)では「緩やかなパラダイムシフト」をキーワードとしてこの様々な変化に対する対応を皆さまで検討いたしました。さらに今回は様々な変化に対する健康領域の「変革」をテーマに学術大会での活発な議論の場を形成したいと考えております。

「変わらなきゃも、変わらなきゃ」はバブル経済がはじけた以降、窮地に陥った日産自動車が大胆なリストラクションによって復活し、その変わった日産自動車を世に知らしめるために使用したCMのコピーですが、健康に関する私たちの発想や活動、対策や実践も旧態依然としたものから「変わらなきゃ」つまり「変革」が必要であると感じます。

 

今回会場となる東洋大学赤羽台キャンパス健康スポーツ科学部HELSPO-HUB3は今年4月に新設された学部です。健康スポーツ科学科と栄養科学科の2つの学科を配し、日本でも数少ないスポーツと栄養の両面による研究と教育によって一般の人々の健康づくりからアスリートサポートまでをカバーする学部となっています。従来のスポーツ系大学の発想を超えアーバンスポーツやエクストリームスポーツなどのコンテンツを取り入れた斬新なスポーツ種目やスポーツイノベーションの発想を取り入れた新しい教育研究体制と目指す学部です。今回この学会を本学部で開催することは、「変革」をテーマに議論交わす格好の会場であると考えております。

JR赤羽駅西口から5分程度と会場も近く、参加者の皆様には隈研吾が設計した新しいキャンパスの斬新な建物を見て楽しんでいただくとともに、キャンパスとは反対側の赤羽駅東口の一番街で学会のアフターの懇親を楽しんでいただければ幸いです。

 

多くの会員の皆様が東洋大学赤羽台キャンパスにお越し下さり、本学術大会・総会に積極的にご参加頂くことを心よりお待ち申し上げます。

 

2023年5月1日

日本ヘルスプロモーション学会

 第20回学術大会長 齊藤 恭平

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